職場見学、お顔合わせが決まったら

実際にお仕事に応募して、派遣会社からお顔合わせの日程が決まったけど、そもそも職場見学ってなに?
面接とは違うの?どんな格好で行くの?持ち物は?どんなこと聞かれるの?にお答えしていきます!

そもそも派遣では、紹介予定派遣を除いて、就業先企業(派遣先企業)による面接が禁止されています。

ただし、就業先企業の職場環境や業務内容を確認するための企業訪問なら法律で認められています。
これが「顔合わせ」とか「職場見学」と呼ばれておりますが、正式には「事業者訪問」と呼ばれています。

顔合わせの趣旨・目的

派遣社員が派遣会社からお仕事を紹介された時、実際の就業先を見て仕事を受けるかどうか派遣社員本人が判断するために行われます。
業務の詳細確認や実際に働くオフィスの雰囲気、休憩室やロッカーに関しても見学できることもあります。
入社後のギャップがないように双方で確認し合うことが1番の目的です。

派遣社員を面接してはいけない理由

派遣社員は派遣会社が雇用元ですが、就業先の業務上の指示を受けて働くのが、派遣という働き方です。

よって、は雇用元である派遣会社がすでに適性があると判断した上で、仕事を紹介している前提があるので、
原則、面接は不要ということになります。

そのため、派遣先企業に履歴書の提出は必要ありません。
履歴書に似たスキルシートを派遣元が用意するのでそれを就業先の担当が見ながら話を進めます。
基本的に以下のことを聞くことは禁止されています。

    • 家族の事情(小さい子供がいるか?介護が必要な家族がいるか?)
    • 候補者の体調に関して(持病があるか)
    • 年齢、性別で合否を決めること
    • 適性検査

顔合わせでよく聞かれる質問

派遣会社の担当者立ち合いのもと、就業先の担当者と派遣社員で顔合わせを行います。

就業先から依頼する業務内容の説明を行ったり、派遣社員から就業先へ質問をしたりといった質疑応答がメインとなります。

今回は面接ではないけれど、実際は限りなく面接に近いこともあるお顔合わせを乗り切るための方法をお教えします。

自己紹介(職歴について)

自己紹介をしてくださいと言われることがありますが、職歴を聞いておりますので
間違っても、趣味とかを話さないようにしましょう。

派遣会社が用意したスキルシートに簡単な職歴が書いてあるので、それを見ながら自身の職歴を簡単に話しましょう。

『解答例』
本日はお時間をいただきありがとうございます。●●と申します。
△△卒業後、◆の営業業事務として◯年間勤務し、パワーポイントでの営業資料の作成、
ワードを使った議事録作成、
エクセルを使用した商品の在庫管理などを行っていました。
働くうちに営業のスキルを身に付けたいと思うようになり、退職しました。

→スキルシートには応募者のあなたの名前は記載しておりません。
自己紹介で相手が質問をしやすくするために自分の名前は名乗りましょう。

スキルシートに書いてある職歴に補足するような形で実際に担当していた仕事から、
相手にスキルを伝えることができると良いです。

退職理由がポジティブであったり、避けられない事情であるとアピールできると良い。

”事実”
工場に勤務していたけど、体力的にきつくてやめた。しばらく働きたくなくてバイトで繋ぎながら音楽をやっていた。
お金なくなったのでそろそろ働く必要があるのでとりあえず派遣会社に勧められた会社の顔合わせに来た。

”面接時”
卒業後、工場勤務をしておりましたが、どうしても夢が諦めきれず期限を決めて音楽活動をしていた時期がありました。
自分の中でやりきったので、未経験の業界ではありますが、今後はキャリア形成のため就業したいと考え、今回応募させていただきました。

志望動機

派遣の場合、顔合わせに行くまで企業名がわからないようになっていることも多いので、志望動機をいきなり聞かれてびっくりすることもあるかと思いますが、業務内容に応募した理由を話せば大丈夫です。

『解答例』コールセンターの場合
⭕️もともと接客業務が好きでしたが、対面では無いコミュニケーションスキルを高めたく思い志望しました。

❌「服装やシフトが自由だから」
「時給が高いから」
「家から近いから」
「シフトの融通が利いて休みがとりやすいから」

一見、ダメそうな理由でも一言つけると評価できる志望動機になります。

時給が高いのでしっかり働いて子どもの学費を貯めたいので志望しました。
→目的がある方は勤怠安定すると取られて良い志望動機になります。

長期就業を希望しておりますので、家が近く通いやすいところを志望しました。
→大雨になったり、電車遅延しても遅刻や休むことが無いだろうと思っていただけます。

退職理由について

正社員ではなく派遣としての働き方を選ぶ人はもしかしたら、簡単にやめてしまうのではないか?長く働けない理由があるのかと思われてしまうこともしばしば。高頻度で前職の退職理由を聞かれます。

そんな時は、ポジティブな理由で退職していると伝えましょう!

『解答例』
⭕️ 新しい業界にチャレンジしたいと思ったから。(職種を変えたい場合)
⭕️ こちらの会社でも今の自分の力がより発揮できそうと考えたので。(会社を変えたい場合)
→仕事に意欲があるように感じします!!

本音だとしても、前職が不満だと言うような内容は控えた方が良いです。
❌ ブラック企業だったので退社しました。
❌ 給料が安くて、インセンティブがつかなくて
❌ 上司との関係がうまくいかず退職した

→事実であっても、他責にする傾向が強い方だと思われやすいです。
また、同じことを言って辞めそうと思われます。

もしも退職してから次の仕事までに期間が空いている場合は、遊んでふらふらしていると思われないように
何かに熱中していたとか、勉強していた、などととにかく仕事以外の目的があったことを伝えるようにしましょう。

 

長所と短所

え?そんなこと聞くの?っと思われる方も多いと思いますが、こちらも高頻度で聞かれます。
長所と短所は裏表なのでその辺りを辻褄が合うように話すことで、自己分析ができていると感じてもらうことができます。

『解答例』
⭕️私の長所は行動力があることです。物事をポジティブに捉えることができるからこそ行動が早いです。短所はそそっかしいところです。つい確認不足になりがちなので、人の話をよく聞き慎重に行動するよう心がけています。
→ちゃんと長所と短所に関連性があって、尚かつ自分の短所を理解し、気をつけていると話せています。

❌私の長所は粘り強いところです。短所は食べるスピードが遅いです。
→直近の職歴が短い人は粘り強いと話すことによって事実と異なるので自己評価ができていないと見られマイナス評価になることも。
また仕事に関係のない長所短所を話す人は質問の意図を読めない人だと思われるので注意しましょう!

以下参考に仕事内容に合いそうな長所や短所のストーリーを考えて起きましょう!

 

就業条件

いつから働けるか、何時まで働けるか、交通手段は何かなど具体的に聞かれることがあります。
シフト制を取っている会社ですと特にその傾向があるので、直近1ヶ月の自分の予定を明確にしておきましょう。

出来ないことをできると言う必要はありませんが、自分の合いてる時間のみ働けると言うような印象を残すと、
仕事に対する意欲が少ない方だと思われるので、希望休は月4日程度、もしくは毎週●曜日はお休みさせていただきいです。程度にしておきましょう。

「即日働けます!」っと言っていただけると採用担当は嬉しいと思います。

ご質問はありますか?

これは特にありませんと答えると興味が無いと思われるので、少しは質問することをお勧めします。
お勧めの内容としては、仕事に対して興味があるようなことです。
研修についてだったり、マニュアルがあるか、御社で働くにあたって一番大切なスキルとは何ですか?など

聞いていけない質問としては、派遣の場合は待遇に関することです。

❌ 時給はいくらですか?
❌ 休みは取れますか?
❌ 交通費は出ますか?

派遣スタッフを雇用しているのは派遣会社なので、こう言った質問は登録している派遣元に聞くことです。
こちらはお仕事を紹介してもらう前とか、顔合わせ後に再度派遣会社と話すようにしましょう!

本当に何も無い場合の鉄板の答えは、
「伺いたかったことは全て丁寧にご説明して頂いたので、質問は特にありません。ありがとうございます。

結果について

顔合わせまで進んだら採用される率は高いとはいえ、採用が見送られることもあります。
顔合わせ後に不採用となる人の理由は、主に以下の3つです。

  1. 1つの求人枠に対して他の派遣会社にも募集をかけているので、他の会社の候補者に決まった。
  2. 顔合わせでの印象が悪かったため
  3. 候補者のスキル不足

    1が1番多い理由になりますが、大手派遣会社に登録している方が決まるとは限りません。
    大手派遣会社は競争率も高く、社内選考に残れず、お顔合わせにすら来れないこともあります。

    派遣はスキルよりも人柄、勤務態度が真面目、今いる職場の方との相性が良さそうなどと言うポイントも重要になりますので、顔合わせの機会を得た際にはその点もしっかりとアピールできるようにしましょう。